【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
「この後、昨日のことでお話があるのですが、よろしいですか?」
食後ジャーファルさんに呼び止められた。
昨日のことってと・・・。
ああ、副政務官とかの話か。
「わかりました。今からですか??」
「そうですね・・・。お願いします。」
そう言ってついていくと、そこは王の部屋だった。
・・・まじで??
王の部屋に簡単に入るジャーファルさん。
そんな簡単に入っていいの??
王なのに・・・。
でも入らないと話が進まないのね、これ。
遠慮しつつも入る。
「失礼しまーす・・・。」
部屋には私とジャーファルさん、シンドバットさんの3人。
「さて、じゃあ話を始めようか。」
「はい。」