【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
「今、なんて??」
「ですから、副政務官としてやってみないかと。」
副政務官・・・・??
何だそれ。
ジャーファルさんが政務官だから・・・。
助手みたいなもの??
どっちにしても、私にできることがあるなら、やるべきだよね。
・・・けどそれって、武術の方は??
「・・・それで武術の方ができなくなるのは嫌なんですけど。」
「・・・そうですね・・・。その辺は、シンと話してみないと。」
「そこ大切なのでお願いします。」
「わかりました。では、話は受ける方向で構いませんか?」
そうだな。
政務官の仕事ってなんだか難しそうだけど。
「一応、軽い手助けくらいなら。でも、武術の時間をなんとかしないと。内容によっては嫌ですので。」
「わかりました。話しておきますね。」
剣技の方、ちゃんとやれるのかな・・・。
すっごい不安なんだけど。