• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第10章 副政務官


ジャーファルside


テストを終えて、採点中。
セリシアさんは机の上でうなだれたまんま。
しかし・・・。
テストを作るために年齢を聞いたがまさか16とは・・・。
・・・見えないですけどね。

「・・・ジャーファルさんー。」

「どうしました??」

方向を見ずに答える。

「・・・これ、何のためにやったんですかー??私の知力なんてしって意味あるんですか?」

「ええ、もちろん。」

「何の意味が・・・??あ、あと、二人の時はためでいいですか??敬語ほんとうはめんどくさいんでー・・・。」

「いいですよ。」

「・・・本当にそう思ってます??」

「はい。」

別にため口敬語にこだわることはないので、本心だ。
だがセリシアさんはなん得しないのか聞いてくる。

「・・・目を見て言ってくださいよ。」

「本当に―――」

顔を上げて方向を見ると、びっくりした。
数十センチの間しかなく、そこにはセリシアさんの顔があった・・・。

「うわっ!!」

「・・・あ。すいません、びっくりさせちゃって。」

「い、いえ。で・・・本心から、いいですよ。」

「そっか。」

びっくりした。
つい、後ろに引いてしまった。
いけないいけない。
採点に集中しよう。
・・・しかし、きれいな字だな。
読みやすい。
ほとんどあっているし…。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp