【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
「やめてください。」
「うう・・・っ!!」
時間なさすぎだろ!?
全部終わってないよ。
何枚いけたっけ・・・。
「・・・全部は無理ですか・・・。」
「当たり前じゃんか!!無理だっつーの!!」
わめく。
ため口だけどそんなのはどうでもいい。
「逆にこれを1時間でやれるやつなんて!!」
「私はやりましたけど。」
・・・うそでしょ。
いやいや、マジなの?
「うそをつく意味がありませんので。」
そりゃそうだ。
「っていうか、これなんなんですか!?」
「え??知力テスト・・・でしょうか。」
「はあ!?」
「セリシアさん、秘密事項が多いようなので、じゃあテストしようと。シンと話し合ってのことですので。」
うわー・・・。
「・・・セリシアさん、16歳だったんですね・・・。」
「え?私言ってないよね・・・。」
「シンが教えてくれました。」
ため息交じりに言うジャーファルさん。
っていうか、シンドバットさん、言ったのかよ。
まあ、別に年ぐらいいいか。