【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
また走って、腕立て伏せやらなんやらやって。
そういう時間が終わり、部屋に戻る。
で、裁縫の続き。
けっきょく片付けてないから、そのまま縫ってしまおう。
こうみえても私は手先が器用なんでね。
服も作れる。
第一、ここに来た時の服は自分で縫ったものだ。
まあ、だから結構なんとでもなる。
「んー、針針。・・・あった。」
ちょっと針がどこにあるかわからなくて探したけど、服についてた。
よかったよかった。
「んーーーーー。」
裁縫を終えてけのび。
裁縫ってじっとやるから、けのびするとぼきって音がする。
そして、あくび。
んー、進んだー。
上の服は結構縫えた。
スカートの方はまだまだだけどね。
これなら、上の方は近いうちに完成できるぞ。
「っていうか今何時・・・・。」
時計を見ると、ちょうどご飯の時間。
今度はちゃんと時間に行ける。
もう道も覚えたし、一人で大丈夫。
「さーて、いこっと。」