【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第9章 嫉妬??
ジャーファルside
「・・・どうかしました??」
「ん、いえなんでもないです。」
なんだか視線を感じ、その方向を見るとやっぱりセリシアさんが見ていた。
それできいてみるが、なんとも釈然としない答え。
どうしたというのだろう??
「・・・やっぱりでジャーファルさん。」
けっきょくまたセリシアさんが声をかけてきた。
「・・・ジャーファルさん、何かありました??」
「・・・はい??」
「なんか、そういう顔をしてた気がして。なんていうのかな?んー・・・。」
考え込むセリシアさん。
・・・何かってなんだろう??
「なんかね・・・。嫉妬??みたいな。」
・・・嫉妬??
「え、ジャーファルさんそんな顔してました??」
とヤムライハ。
「いや、そんな気はしなかったぞ?セリシアの気のせいじゃないか??」
とシン。
「じゃあ、気のせいですかね?・・・まあ、いいか。」
嫉妬??
・・・この感じが嫉妬なのか??
言葉では表せれないけど・・・。
じゃあ、いったい何に嫉妬してるんだろう??
自分のことなのにわからない・・・。
そもそもポーカーフェイスで普通にしてたはずなのに・・・。
セリシアさん、何者??