• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第9章 嫉妬??


セリシアside


そう言えば、お兄ちゃんは今どこにいるんだろう。
実はけっこう忘れてた。
襲撃してきた国が煌帝国か確かめるとか何とかで別れたけど。
殺されてたり、しないかな??
まあ、おにいちゃんなら大丈夫かな。

「はー。・・・ところでよ、お前こいつのことなんつった??」

シャルルカンさんが指さすところにはヤムお姉ちゃんが。

「え?ヤムお姉ちゃん。」

「ぶっ!!こいつが!?魔法オタクがお姉ちゃん!?笑わせんなバカ!」

「なっ、失礼ね!」

「でもよ、お姉ちゃっっは!無理無理。ありえねー。セリシア、こいつのことはそんなんじゃなくてよくねえか!?」

「・・・じゃ、なんて呼ばせるのよ?」

「魔法オタクでいいだろ!」

「うわ、シャルまた微妙なのつけるねー。」

「微妙とはなんだ!」

「せめて略してヤム姉とかヤムとかでしょ。」

「え、じゃあ略していい??」

「ん、いいわよー。」

「同じくー。」

どさくさにまぎれて返事。
略ってことは・・・。

「ヤム姉??」

「ん??」

「ピス姉??」

「・・・なんかすごい新鮮。」

でも確かに短くて呼びやすいかも・・・。
うん、今日からはそうやって呼ぼう!!
・・・ところでって感じだけど、さっきからジャーファルさんがシャルルカンさんをにらんでるような…。
まるで言いつけを破った人を見るような目で・・・。
それと、なにかに嫉妬するような目・・・。
んー??
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp