【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第9章 嫉妬??
セリシアSIDE
私の血が出た指をジャーファルさんがくわえてる・・・。
それを考えるだけで、頭が爆発しそう。
あ、吸った・・・。
くわえた指からでてる血を吸った感覚がある。
で、血の出てたところを舌で舐めて・・・。
「ん・・・。じゃあ、バンソコウもらっておきますか。」
ジャーファルさんの言葉ではっと我に返る。
「あ、はい・・・。」
爆発というか沸騰していたというか、そんな頭にようやく冷静さが戻る。
・・ってか、この人天然!?
普通こんなことしないでしょ!!!
どこかの少女漫画にしかないと思ってたよ!?
「・・・裁縫ですか?」
「え、あ、はい!」
けっきょく型を作って少し仮止めして終わってる。
「やるのは構いませんけど、気をつけてくださいね?」
「はーい。」
「それと、そろそろご飯ですよ。」
「うっそ!マジか…。」
気が付かなかった。
裁縫って時間忘れちゃうから厄介なんだよねえ。
好きだからいいんだけど。
「さ、行きましょう?」
「はい!」