【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第9章 嫉妬??
セリシアside
「はー、はーっ。」
は、走った・・・。
いったいどのくらい走ってた??
昼は食った・・・食べた。
そのあとすこし休憩して、ずっとか。
「・・・やば・・・。」
のどが半端なく乾いた。
そして体の節々が悲鳴を上げそうになっている。
あー、明日筋肉痛にならないといいけど。
「・・・セリシアさん?」
突如声がして顔を上げる。
「ジャーファルさん。」
どうしてここに?とすごい思う。
するとそれを感じ取ったか、話す。
「シンが探してるんですよ。」
「王様が??」
「まあ、荷物が届いたとかで。」
ああ、タンスとかのことか。
「ありがとうございます。」
「あ、いえ・・・。行きましょうか。」
「はい。」
この人が見つけてくれてなんか嬉しいなーと思う。
探してくれて嬉しいな。
王が探してたとはいえ、女官からそれをきくかも知れなかったし。
・・・なんか嬉しいわ。