【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第9章 嫉妬??
セリシアside
「ん~~・・・。」
夜が明けた。
久しぶりにすっきりとする目覚め。
最近寝坊ばっかだったからね。
「・・・うーん・・・。」
ベッドを降りて着替えようとしたのはいいのだが、何を着るか迷う。
黒いワンピース??
でも、ジャーファルさんはあんまりだとかなんとか。
けっきょく、着ていいのか着ないほうがいいのかわからんかったな。
「・・・でもまあ、武術だし。」
ワンピースは動きにくいかな、と思ってやめようとする。
この前はぼろい服に靴だったっけ。
うーん、どうしよ。
まあ、服は昨日着た地味めなやつでいっか。
靴は・・・。
ミュールにしとこ。
かかとが孤立してるようなタイプじゃないから、こける心配はないし。
んー、まあ、いいか。
「ペンダントは・・・。やめとこっか。」
せっかく直してもらったのにまた壊したらやだもん。
さあ、行こっか。