• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第24章 リ・ボーン・ゲート


セリシアside


「実は、それはいろいろと間違いがあるんですよねー・・・。」

「間違い?」

「時間がないんで、詳しいことはデアルに聞いてください。あ、シロナでもいいですよ。呼べば、一回くらいは来るはずですから。」

リ・ボーン・ゲートは長く開いていられないんだ。
このゲートが、元の世界に帰るために必要な道なんだ。
この道が消えれば、私はおろか、ジャーファルさんも変えることができない。
いわゆる無駄死にだ。

「この異次空間、時間の感覚がおかしいんです。私がここに来てからは、おそらく時間は全く経ってないはずです。こっちでは何分たとうと、私たちのいた空間では、せいぜい1秒しかたってないでしょう。」

なぜそうなっているのかはわからないのだけれど。

「それと、ジャーファルさんは倒れたんですけど、その時からすでに2時間ほど経ってます。」

「2時間ですか・・・?」

信じられないかもだけど、それが事実だ。
受け止めてもらうしかない。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp