• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第24章 リ・ボーン・ゲート


ジャーファルside


「なんです、これは・・・。」

まばたきした一瞬で5メートルほど前に現れたのは大きな扉。
白とクリーム色の間のような色。
そこに金色で装飾がされている。
豪華と言えばそれまでだが、そうではない。
どことなく、異質な空気を感じさせる。

ガコン・・・。

金属の錠がはずれるような鈍い音がした。
すると、扉がすこしづつ開く・・・。
分厚いドアはなかなか開かない。
少し隙間が見えるくらいに開いた時。

「っ!!」

まぶしい光が襲ってきた。
まぶしすぎて、眼を開けていられない。
手や腕で光を省きながら、見ようとする。
だけど、それは叶わない。
ただ、その光の正体に気付く。

(ルフ・・・??)

その正体は、白いルフ。
莫大な数のルフだ。
自分は魔導師ではないのだ。
それでも見えるとなると・・・?

「・・・ああ、よかった。まだここにいたね・・・。」

聞き覚えのある声がした。
聞き間違えなどしない。

「セリシアさん・・・?」
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp