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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第6章 うっそー!?


ジャーファルside


部屋に案内して喜ぶセリシアさんの笑顔はなんだかいい。
見ていてこっちもいい気分になる。
男子だけど、子どもだからか、この顔可愛いなあ・・・。
とか思いながら、風呂場へ案内。
倒れないよう見守ることも含めて一緒に入ろうとすると。

「なんで!!!!!???????」

すごい反応をして引くセリシアさん。

「え??」

顔を真っ赤に染めた彼はそれはそれでなんかかわいいのだが、ともかく。
どうして風呂に一緒に入っちゃいけないのか、わからない。
なぜかヤムライハとピスティをお姉ちゃんと呼ぶ彼は、必死になって呼べという。
で、さっき女官につたえたところだ。

「いったい、何がだめなんですか??」

彼の国は一緒に入ったりするのはいけないのか?
あまりそういう方面の話は聞かないが。

「いや、だから、性別とか!!」

??
ますますよくわからない。
男子同士で、風呂に入るのはまずいのか??
それなら女子と男子の方がもっとダメなはずだ。

「よくわからないんですけど・・・。」

どういう感じなんだ??
彼はどういう・・・。
ああ、わかった。

「安心してください。別に襲おうとか考えておりませんので。」

笑っていった。
いくら食客になったばかりだとはいえ、襲われるかもしれにと思ったのだろう。
襲うわけがないのに、と思って言ったのだが…。

「お、襲う!?そういうのってするからいうんですよ!?」

いや、それはしないのだが・・・。
すると、ドアがノックされた。

「はい。」

ドアが開くと、入ってきたのはヤムライハとピスティだった。

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