【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第21章 戦争終了まで
セリシアSIDE
「さよなら。」
そう言うと、デアルが王の命を葬ろうとする。。
王はにらみ続ていた。
「絶対覚えていろよ!呪ってやる!!!」
勢いよく飛び出る血。
それは私に向かって飛んできた。
傷口から見れば不自然な位置だった。
「うわっ!」
かかると思って目をつぶった。
でも、何の感覚もおとずれない・・・。
「大丈夫ですよ、セリシアさん。」
目の前にはジャーファルさんがいて、返り血をかぶってしまっていた。
「え、え!?」
「返り血です。洗えば落ちますし、気にしないでください。」
なんか、悪いな。
白い彼の服は赤黒く血に染まってしまっている。