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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第21章 戦争終了まで


セリシアside


飛んで降り立ったことで、船内が一気にざわめく。
さっきから弓矢とかで狙われまくってはいたけども。

「とりあえず、蹴散らしますか・・・。」

「だな。ああそうだ。わかってるとは思うけど、力が増量するんだ、気をつけろよ?」

「もちろん。そっちもね。船、壊さないでよ?」

「もちろん。」

各自別れて走り出す。
剣技を行使して、時には魔法も使って。
ひたすらに敵を倒していく。
ああ、でもやっぱり。
血はもう見たくないから、ける殴る、だね。
剣技だって・・・峰うち、って感じだな。
まあさっきからずっと峰だったけど。

「邪魔だっての!!!」

うん、やっぱりね。
囲まれてても、私には早さがあるし、それなりの強さがある。
だから・・・。

「勝つ!」
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