【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第21章 戦争終了まで
セリシアside
戦場を走って海の方に行く。
敵は倒しながら、前に進む。
「どうしたんです、セリシアさん!?」
私の後ろを追ってついてくるジャーファルさん。
今、気のせいかもしれないけど・・・。
「目が、あいました・・・。」
そんな気がしただけかもしれない。
だけど、それでも・・・。
「くそっ・・!!」
やっぱ敵まだいる!
きもい!
とりあえず蹴散らす。
ジャーファルさんも手伝ってくれる。
「・・・。」
ようやく前の方に出られた。
船の先にいるやつを見る。
やっぱり、こっちを見てる。
私を、見てる?
「どうしたんです?」
後ろの方でジャーファルさんが戦っているのがわかる。
時間が欲しい。
見るだけでもいいから、とにかく人が欲しい・・・。
邪魔だ。
人が、邪魔だ。
もっと、少ない人数ならばいいのに・・・!