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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第20章 戦争開始


セリシアside


無事に避難が終わり、戦場に向かう。
シンドリアの防衛作戦は、海岸にある程度の間隔をもって置かれるチームを第一線とし、一番危険のあるところになっている。
次に、第一線より内側に第二線が配置される。
あいかわらず危険な場所となっている。
最後に第三線。
ここは先の二つよりはまだ危険の少ない場所だ。
基本は待機をしていて、戦争の開始場所を知ったと同時にその方向へ行く。
避難する国民のいる方向に一人も敵を入れぬための策。
実はここが一番人が多い。
第一線が二番目に人の多いところだ。
つまり、第一線で敵をできる限り減らし、第二線で第一線を抜けた敵を減らし、第三線で敵を全滅させる寸法だ。

「ねえ、私は第2線に入ればいいんだよね?」

八人将の男子は全員第一線にいる。
中列にも人がいたほうがいい、ということでだった。

「ええ。作戦道理に行っているのなら・・・だけどね。」

そう、あくまで作戦上の話し。
実際はどうなってるかわからないから。

「そろそろ降りるわね。」

いままでピス姉の操る鳥に運んでもらっていたため、途中で下してもらう。
スタミナとかまあいろいろあるからね・・・。
ヤム姉もそこで降りる。
彼女は第一線が持ち場だが、ここからは魔法で行くらしい。
魔法を使うには、第三戦は人が多すぎるし、第二線よりも早いうちに倒した方がいいから、ということでだ。
ピス姉は第二線・・・だけど、その前方の方らしい。

「ここでばらばらだけど、死なないでね?」

「もっちろん!ピス姉もだよ。もちろんヤム姉も。絶対勝つからね!」

三人でそこでわかれる。
それぞれの持ち場に・・・。
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