【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第18章 妖精とか巫女とか。
セリシアside
「はあ!?」
『な、超メルヘンだろ?』
「ほんとだよ!」
なんでこんなことで予想が当たるんだ!
『あ、でもね。誰とのキスでもいいわけじゃないよ。よく言う、運命の相手、じゃなきゃ。』
どうしてシロナは嬉しそうなんだろう?
『さー、君の相手は誰かなー!?』
なんて嬉しそうにわかりやすくにやつくんだ。
しかしまあ、運命の相手、ねえ…。
・・・。
希望論で、ジャーファルさんがいいなあ、と思ったのはとてもじゃないが言えない。
ってか、あれ?
「巫女姫・・・さんが、言ってたよね?少しだけ解けたって。」
『そーだよー?』
ってことは、私がその時誰かとキスしたってこと?
したっけ・・・??
・・・あ。
ジャーファルさんと、したね・・・。
記憶ないけど。
・・・。
あ、なんか嬉しいような気がする。