【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第18章 妖精とか巫女とか。
セリシアside
『あー、うん・・・。だよね。聞くと思った。』
「・・・まさか、知らないわけないよね?」
すごい気まずそうなシロナ。
だけど私はその空気は読まない!
『うんっとねー・・・その前に、一つだけ知っててもらうことがあるんだけど。』
「何?」
『我は確かにほとんどのことを知ってるよ。だけど、教えれるものかどうかは、ちょっと違うんだよね。』
「・・・は?」
『巫女姫も言ってただろう…。会うのを邪魔する力がある、と。』
「ああ・・・。うん、言ってた。」
確かにそれも気になる。
早く封印について知りたいけど、ここは我慢だ。
『君は・・・知らないよね、その力のこと。』
「うん。シロナは知ってるの?」
『一応、ね・・・。その力は、いつでも、片時も離れずに君についているんだ。いや、むしろ君と一体化してる。』
・・・また一体化?
なんか、すごいいろんなものと一体化してるような・・・。