【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第18章 妖精とか巫女とか。
セリシアside
「ふあー・・・。」
あくびが出る。
別に眠いわけではないけども。
今日もまあ普通に終わった。
しかしまあ、シンドバッドさんに話したから心はある程度軽くなったし、ジャーファルさんに聞かれたかもって思った時は焦ったし、というかけっきょく天井にへばってた理由が不明だし・・・。
シャルルカンさんには、私の使う剣技、「王宮剣術」を何も言ってないのに知られてたし。
さすがにキユノ流派までは当てられなかったけど。
あの流派、大分創作になってるって聞いてたけど、そうでもないのかな?
そしてヤム姉には重力魔法を教わりに教わって、おかげで一日で自由自在に飛べるようになったし。
・・・。
「あれ、今日ってこんなに色々あったんだっけ?」
でも、楽しかったからいっか!
『うー・・・。寝た…。おはよ、セリシア。」
「うん、ちょっと待って。今すでに夕方だよ。何故におはようなんだよ。」
突然現れるシロナに思いっきり突っ込む。
・・・今日、突っ込んでばっかな気がする。
『しょうがないじゃんか。久しぶりに力使って疲れてたんだからさ。』
そうなんだろうね。
寝る前の盛大な疲れっぷりからも、察せるよ。