• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第17章 決心


ジャーファルside


「まあ、お気にせずに。」

「いやいや、気にするよ!?そしてなぜにここにいるんです!?仕事するって言ってませんでした!?」

「まあ、しますけど。」

「質問に正しく答えて!?」

「・・・まあ、何でもいいじゃないですか。」

「華麗に笑顔でスルーしようとしないで!?」

一気につっこむセリシアさん。
面白いなあ。

「・・・聞いてました?話。ちゃんと答えてね?」

「まあ・・・一部。」

なんだか釈然としない様子だったが、そのままスルーで仕事に戻る。
それにしても、だ。
―――ジャーファルさんに会えなくなるのは死んでも嫌。―――
そう言ってくれるのは、とてつもなく嬉しかった。
だって、好きな子にそう言われるなんて・・・。
まあ、そういう意味じゃないんでしょうけど。
慕ってくれてるのかな?
それだとしても嬉しい気はする。
でもどうせなら。

「そういう気になってくれるともっと嬉しいんですけどね・・・。」

「なんかいった?」

「いや、なにも。」

好きになってくれたらいいのに。
気づいてくれたらいいのに。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp