【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第5章 「ボクの頼み」
セリシアside
まあ、とりあえず運動。
基本ですね。
そのあとは、まあ、軽く素振り。
疲れない程度にね。
「セリシアさん、準備できましたよ。」
「あ、はい。」
ジャーファルさんが部屋に入ってくる。
んー、まあ、あとは何とかなると信じよう。
あ、そうだ。
「ええと・・・あった。」
枕元に置いておいた、絡まってたあのアクセ。
これはペンダント。
前は首から下げていたのだけど、鎖が切れたから、腰のベルトに通して付けていたんだ。
金属の鎖は、チェーンみたいでかっこいいしね。
私の宝物。
これは両親がくれた。
「行ってきます。」
と宝物に向かって言う。
さて。
「行きましょう。」
「はい。」