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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第5章 「ボクの頼み」


セリシアside


朝起きると、昨日の場所に女官が案内してくれた。
で、朝ご飯。
いつ食べてもおいしいなあ…。

「さて、セリシア、今日は君に試合をしてもらおうと思う。」

・・・え、試合??
そんなのきいてないよ。

「あ、シャルルカン、剣技の人物をだれか一人用意してもらえないか??あまり、強すぎず、弱すぎず、で。」

「わかりました。」

試合、ねえ・・・。

「ええと、いつですか??」

「この後すぐに。」

まじか。
最近やってないからなあ…。

「あの、肩慣らしで少しでいいんで時間もらえますか?」

「ん、まあいいだろう。」

良かった。
これで、少しは運動できる。
ご飯はしっかり食べたし、眠気もない。

「あの、部屋にいるんで、そちらの方の支度ができたら、呼んでもらえますか?」

「では、私が参りますね。」

「お願いします。」

ジャーファルさんなら、無駄に心配しなくてもよさそう。
安心だな。

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