• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第15章 休息。


セリシアside


「・・・。」

今しがた二人の過去を聞き終わった。

「セリシア、みんなこんなもんだよ。」

そういうものなのかな。
私は世界の末端しか知らない。
そりゃ、旅する中でのキャラバンとかの友達にも色々な過去があったことは知ってる。
だけど、二人ほどではないし・・・。

「なんか、おつかれ・・・。」

「それセリシアが言う!?」

「あなたもお疲れ、になるわよ、それ。」

過去なんて、気にするものではないんだね。
気にしてちゃだめなんだね。

「よっし!!」

「え?」

「私明日からもっといろいろ頑張る!」

「ほー。頑張んなよ。ヤム、ちゃんとしなよ?」

「ちゃんとって?」

「水魔法以外も教えてあげなさいよ、属性考えて。」

「・・・うん。」

「ああ、そうだ。二人とも、過去を教えてくれてありがとう。多分すぐに忘れるけど気にしないで!」

「忘れるの!?」

「うん、多分。忘れっぽいんだ。」

/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp