【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第15章 休息。
セリシアside
「私は・・・。すべて、やれるのが一番うれしいですけど。」
思ったことを口に出す。
だって、剣術は今まで通りやりたいし、私の本職的なやつだし。
魔法は魔法で、本来私は魔法使いなのだから、やってみるのもいいだろうし。
政務は・・・。
仕事は正直そんなに好きじゃない。
けど、政務やってればジャーファルさんに会えるわけだし…。
・・・。
私、ジャーファルさんのこと好きなんだよねえ・・・。
「・・・そうか。んー。」
まあ、微妙なんだよね。
微妙な時間にするのはあんまりだし。
「シン、政務の方は条件を付けていただけば時間を減らしていただいてもよろしいですが。」
唐突にジャーファルさんは言った。
「ん?なんだ、言ってみろ。」
「まあ、その条件を飲んで頂ければ仕事は半分近く減りますので。」