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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第15章 休息。


ジャーファルside


一時デアルさんにいらっとしたが、まあ良しとしよう。
彼らの秘密を聞き終わったのは、夕食に近い時間だった。
さて・・・。
政務の仕事を進めないと。
それに、もう一つ、仕事が増えたかな・・・。

「ジャーファル、食事が終わったら部屋に来てくれるか?」

「わかりました。」

予想は当たりそうだ。
セリシアさんが魔法使いだと本格的にわかったときから思ってはいた。
この調子だと、おそらくシャルルカンとヤムライハも呼ばれるだろう。
・・・セリシアさん、きっと大変なことになるだろうな・・・。

「ふー・・・。」

厄介ごと、とまでは言わないにしろ、仕事が増えたのは少し痛いかもな・・・。
まあ、いい。
何とかなるだろう。

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