【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第14章 ついに暴露。
デアルside
「
だから、2つもの巫女の力の通うセリシアは、本来守られるべき子どもなんです。
ただ、キユノ王国はもう亡き王国です。
俺の力だけで何とかできる問題でもない。
幸い、セリシアは国が無くなった時にはすでに体調もそれなりに強くなってましたし、本人もそれなりに力があります。
そこで、不本意ではありましたが・・・一人で仲間を見つけてもらうことにしました。
そして、ここをみつけた・・・。
セリシアは、この国で食客になることにした。
実際、なってますし。
っていうわけで・・・。
あなた方に守ってほしくてお話しているのです。
セリシアが変な考えを起こさぬように。
死なせないために・・・。
勝手な願いと言うことは理解しているつもりです。
でも力のない俺たちは、人に頼ることしかできなかった・・・。
わかってもらえませんか。
セリシアの大切さを。
セリシアの意志によりますが、巫女の力を持たずとも剣術は役に立つでしょう。
俺も、少しなら魔導師として役に立てると思います。
」