【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第14章 ついに暴露。
デアルside
「
初代キユノ王国の王妃、ユキノ。
あ、王国の名前は王妃からとったものです。
で、ユキノ王妃は、ウィリランデの姫の一人でした。
でも本当は、王の親友の子だったそうです。
その親友が無くなった時に引き取ったそうですが…。
その親友の妻、つまりユキノの母は、とある民の末裔でした。
民の名はヘルンス。
ヘルンスの民は、呪術に似た力を持つ一家の力を守り通してきた民です。
あ、種族ではなく部族です。
それで、ユキノはその力を持つ、巫女の末裔でした。
すでにヘルンスの民は滅んでいるそうですが、それは受け継がれているそうです。
それで・・・。
ユキノは、大いなる力を得ていました。
この力は、女系で継ぐもの。
一応男性にも継がれるそうですが、一生力を使うことはできないそうです。
まあつまりは媒体、ってところでしょうか?
そして、ユキノの子は男で力を使える女ではなかった。
次の代、ユキノの孫もそうです。
そして俺らの代・・・。
見事にセリシアが受け継ぎました。
セリシアは永く眠りについていた大いなる力を継ぐ唯一の少女。
ヘルンスの巫女です。」