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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第14章 ついに暴露。


セリシアside  


「もう無理だって思った時のこと。なーんか、私の中の感情が爆発したんですね。封印を解いちゃいけなかった、そう思いながら、怒りも湧き上がって。」

いっちょ再現行くか!

『さいげーん。』

「・・・ねえ、シロナ、つまり、キユノ王国を滅ぼすって・・・こと?」

『当然だろう。元の姿に「ふざけんなあ!!」・・・ハ?』

「元の姿に戻すぅ?何言ってんの?キユノ王国はキユノ王国!ここが前どうだったかなんて知らない。でもさ、シロナのものじゃないでしょう?妖精だからって、何よりも誰よりもえらいの?私はそうは思わない!この地だって、キユノ王国を受け入れてるんじゃないの?そりゃ、違うかもしれない。けどね、王宮のみんなや国のみんなが、愛情込めて育つ手伝いをしてる。あなたがしたいのは、なに?元に戻したいの?時はもう戻らないよ。むしろ、無理やり戻せばあなたはこの地からも嫌われるよ。いいの!?」

シロナは面食らったように止まった。
動きが止まって、動こうとしない。
驚きの後、何かを考えているのか…?
隙はできた、けど・・・。
封印できなきゃ、意味ない・・・。
その時だった。

「ジンナ・ニレワ・ケツリト・ニノモノタ・ヲイガヒ・ズエタリア」

誰かが、何かを唱えるのを、聞いた。
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