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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第14章 ついに暴露。


セリシアside


「うーんとね・・・。」

当時7歳なんで半分しょうがないけど、物怖じしたのは最初だけ。
好奇心に駆られて名前を考えてたっけ。

「シロナ!」

『・・・なんで?』

「なんとなくおもいついたから!!」(雪は白いから、がデフォルトの理由になります。)

無邪気すぎて簡単な名前の理由。
だが妖精は納得したそうで。

『ま、おぼえやすくていいかも、な。シロナ・・・』

むしろ妖精は気に入ったように見えた。
でも、そのあとの言葉には絶するものだった。

『呼んでくれそうなやつのいるここを消すのはもったいないぐらいだな。』

「・・・え?」

『我はここを元の姿に戻す。こんな国、あってはならぬ。我が復活したからには、すべて、返してもらおうぞ・・・。この国は、消す・・・!』

その時初めて気が付いた。
シロナの封印を解くのはいけないことだったのかもしれないと。
そして、喜んでいるのか、怒っているのか、よくわからない表情を妖精はしていた。
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