第14章 ついに暴露。

デアルside



「
　王は、すべてが片付いた後に王妃に相談をして、新しい法律を決めました。
　それが、魔法禁止条例です。
　その名の通り、国内での魔法は禁止。
　使用したものは、懲役、または罰金と言うものでした。
　使用を隠ぺいしたものは、これから先の生涯を牢で過ごす。
　外出は不可。
　場合によっては死刑・・・。
　ただし、魔導師の子供が生まれた場合のみ、王宮のとある場所で魔法使用可。
　生まれたてのあかちゃんに魔法を使うなと言って聞くかなんてわかりませんから。
　・・・それを発表したのは翌日のこと。
　その日、死んだ魔導師や先代王のお葬式を行いました。
　そして、新しい法律の発表・・・。
　もちろん、一部の民は反発。
　それでも、説き伏せて納得させました。
　その時の話の内容はたしか、自分の考えを言って、死んだ魔導師のため、とか言ったそうです。
　俺は小さかったし、セリシアなんて赤ん坊ですから、全く覚えてないでしょう。
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