【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第14章 ついに暴露。
ジャーファルside
「・・・いた。」
発見するのは早かった。
「・・・楽しそうですね…。」
シャルルカンと剣で試合をするセリシアさん。
やはり、なにか心が痛む。
・・・ああ、そうか。
前にも感じたこれは何か、ようやくわかった。
「嫉妬、してるんですね・・・。」
他の男性と話してるところを見ると、少し面白く感じません。
いや、少しじゃないですね。
小さいその体は、素早く動き続ける。
何度も何度もシャルルカンに剣を突き立てようとして、逆につきたてられたり。
まあ、防具をしているようなので大丈夫でしょう。
適度な間合いをとっては、必死に逃げ場を探したり。
本当に、楽しそうだ…。
「シャルルカンが、少し羨ましいですね・・・。」
シンと同じくらいの酒飲みで、特に羨ましいと感じることはなかった。
もちろん、剣技とかを見てすごい、とは思ったが。
セリシアさんと一緒にああも楽しそうにいれたら、羨ましいと感じますね。
好きなこといるんですから・・・。