【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第14章 ついに暴露。
セリシアside
翌日。
二日酔いも何とか乗り切り、すっかり元通りになりました~。
「昨日はありがとね、ヤム姉。」
「どーいたしまして。もう大丈夫なのね?」
「うん!ばっちりだよー。」
「みんな、ちょっといいか?」
そう言ったのはシンドバットさん。
朝食も終わり、ついさっき会議を終えようとしたところで。
「今日の午後、またここに集まってほしい。デアルとセリシアがいろいろと話をしてくれるらしい。」
話って、あれか。
キユノ王国だったり、シロナのことだったりか。
「基本的には俺が話します。時々セリシアにも話させますが。」
そうは言うけど、実際は私もデアルも話の容量は悪いんだよね。
まだあっちの方がマシってだけ…だと思ってるんだけど。
ちがったっけ??
「ま、そういうことだ。昼食の後でいいかな。」
シンドバットさんがそう言って会議は終わった。