【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
ジャーファルside
「あの、デアルさん、お話があります・・・。2人だけで話したいのですが、いいですか??」
食後、デアルさんを呼び止めた。
どうしても、話しておかないと、と思ったのだ。
というより・・・。
「すいませんでしたぁぁ!!!」
思いっきり土下座。
もちろん、人目につかないところで。
「え、ちょっ!?」
さすがに、驚いたようだ。
「とりあえず顔を上げてもらえませんか??」
「しかし「顔をあげてくれませんか。」」
デアルさんの妙な威圧感によって顔は上げた。
「どういうことですか??」
きょとんとするデアルさん。
・・・となると、もしかしてデアルさんは知らないのか?
わたしとセリシアさんがキスしたことを・・・。
「ええと・・・。知りませんか、昨日のこと・・・。」
「あー、セリシアが酒を飲んだことですか?それなら聞きましたよ。」
「や、それはそうなんですけど・・・。そのあとのことです。」
「そのあと??」
「えーと、知らないようなのでお話いたします・・・。」