【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
そしてその後も、2人は引っ付いて離れようとしない。
そして、それは起こる・・・。
「なあ、セリシア。」
「んー?」
お酒をたくさん飲んで満足したのか、だしぬけにセリシアに声をかけた。
また、セリシアはずっとジャーファルの胸の中でじーっとしていたが、声に反応して顔を上げた。
「キス、していいか??」
本当にあっさり、びっくりするくらいあっさりジャーファルは言った・・・。
「ええええ!!!!」
「うっそ、ほんと!?すっご!!」
「じゃ、ジャーファルさん??」
「はっはっはっ!!!」
ヤムライハ、ピスティ、スパルトス、ドラコーンは、それぞれ慌てたり大笑いしている。
でも、慌てただけでやはり何も行動しない。
「えー?いいよ~。」
そしてまた、セリシアもあっさり承諾した。
「あっさりすぎない!?」
「あははははは!!!」
「え、ちょ、セリシアさん!?」
「はっはっっはっは!!」
やはり部外者4人は慌て、笑う。
もちろん誰も行動しない…。