【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
ジャーファルside
「で、みなさんどうしてそうも?」
「えーと、ジャーファルさん。昨日、何があったか覚えてますか??」
「え?・・・いえ、全く・・・。迷惑をかけたでしょう?すいません。」
「あ、いえ、いいんですよ・・・。ああ、はい。」
??
よくわからないことだな。
「昨日、何かあったんですか?」
「え?やー、まあありましたけど・・・。」
「まさかまたシンが何か!?」
「んーん。王様は関係ないよ。関係あるのは・・・。ねー。」
やけににやにやしているピスティ。
しかし、シンが関係しないというと??
「あ、俺でもないっすよ。・・・お酒飲ませたのは本当悪かったんすけど。」
シャルルカンでもないか・・・。
「では、いったいだれが??」
「ジャーファルさん。なんにも覚えてませんか。」
「ええ。マスルール、あなたわかりますか?」
「まあ、一部始終見てましたし。」
「あー、女子ちょっと席外すね!いこっセリシア!」
「え、あ、うん!」
ピスティを先頭に女子がこの場を去る。
いったい、なんだっていうのだろう?
「えーと、まあ、昨日あったこと、話していっすか?」
「ええ、おねがいします。」