• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第13章 宴でのハプニング


ジャーファルside

「やーはうはん・・・。」

聞き覚えのある声がしてその方向を見る。
と、すぐにその人はもたれかかってきた。

「セリシア・・・さん??」

「あははー・・・。」

・・・え?
酔ってる??
口がうまく回ってないのか、すごいおかしく聞こえる。

「いま、呼びました?」

「うん、呼んだよぉ・・・。」

多分ジャーファルさんって呼んだんだろうけど・・・。
全く聞き取れなかった。

「っていうか、セリシアさん?どうしました??」

「えー?どーもしてないよーぉ?」

絶対どうもないわけがない。
・・・ん??
お酒のにおい・・・?

「飲みました??」

それに対する返答はない。

「うにゃはぁ・・・。」

・・・。
可愛い…。
思いっきり酔ってるのだろう。
顔が程よく火照っている。
眼もとろんとしている。
無防備な彼女は、いつもと雰囲気が違って、それがそれで可愛く思えた。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp