【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
セリシアside
「しっかしまあ、大変だなあ…。」
「なにがですか??」
「え?何って・・・。あれ。」
指を指してジャーファルさんに教える。
「ほら、シンドバットさん。女の人をたっくさんのっけて。あんな人彼氏とかにしたら絶対ヤダね。」
「はは・・・。」
ジャーファルさんは苦笑い。
ま、そりゃそうか。
王がかなりだらしないみたいだし。
にしても、宴ねえ…。
キユノ王国では、そんなこと一回もなかったっけ。
まあ、祭りとかならあったけど・・・。
「みんな楽しそうでいいな。」
心からそう思う。
「なあ、セリシア~。楽しんでるかぁ?」
「うっ!!」
急に肩に乗りかかってきてびっくりする。
そして、酒のにおいにもびっくりだ。
「シャルルカンさん!?」