【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
セリシアside
「ああ、セリシアは見たことなかったか。」
シンドバットさんは巨大生物よりもむしろ私に驚いてるように言った・・・。
「っていうか何でみんなそんなに冷静なんですか!?」
「何でって言われても…なあ…。」
「もう慣れてるもん。セリシアもきっと慣れるよ。」
「な、慣れるって・・・。」
シャルルカンさんもピス姉も全く驚かない。
「まあ、見てろって。さ、ジャーファル、行って来い。」
「はっ!」
そう言ってジャーファルさんは巨大な何かに向かった…。
巨大な何かと比べてしまえば、私よりは何十センチも大きいジャーファルさんでも、何十倍とでかさが違う。
「危ないよ…。」
「大丈夫大丈夫。」
不安を隠せないまま、ジャーファルさんを見守る。
でも、すぐにその不安はかき消してくれた。
「バララーク・セイ!!!!」
ジャーファルさんのその一言で、光と共に・・・。
いや、光と言うより、電気みたいな感じ。
それと共に南海生物は暴れることもなく・・・倒れた。