【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第12章 信用問題。
セリシアside
ジャーファルさんが、元に戻ってくれた。
今までの作り笑いみたいな笑顔じゃなくて、本当の笑顔。
久しぶりに見れた気がする。
たった1日見てなかっただけだったのにね。
「さー、仕事頑張るぞ!!」
昨日渡された分の仕事はちゃんとこなしたとはいえ、速度が明らかに遅くてジャーファルさんに迷惑掛けたからね。
今度は心も晴れやかだし、がんばれる気がする!!
「仕事、多いですよ??」
「でもまあ、そこはがんばりますよ。ひとつでも多くの案件を解決しちゃわないと!!」
「まあ・・・頑張りましょう。」
ああ、久しぶりに会話できてる。
ホント、たったの1日だけだったのにね。
でも、その1日が結構つらかったんだよね・・・。
なんでだろ??
「セリシアさん、これをどうぞ。」
「うわ!!!」
部屋に行って渡された資料というか案件というか・・・。
量多すぎでしょ!?
「お、多いですねー・・・。」
「先に言ったじゃないですか。」
「う・・・。まあ、頑張りますよ・・・。」
さて、仕事に目を通して…。
あれ??