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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第12章 信用問題。


セリシアside


「ジャーファルさん・・・??」

まさか人が来るとは思ってなくて、かなり驚いた。
月明かりに照らされて見えた顔はジャーファルさん。
彼も驚いてるようだけど・・・。

「どうしてここに?」

「徹夜していて・・・。休憩がてらこようかと。セリシアさんは??」

「早く起きたから、見に来てみようかなって・・・。ほら、前にこの場所を教えてくれたでしょ??」

「ああ・・・そうでしたね・・・。」

これ絶対忘れてるよね。
まあいいや。
・・・あれ?

「うわっ!!」

「えっ!?どうしました?」

「いや、その、ええと・・!」

この姿、見られたってことだよね???
は、恥ずかしい!

「・・・その服、久しぶりに見ました。」

「え?あ、うん・・・。たまにはいいかなって思って・・・。」

「そう・・・ですか。」

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