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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第12章 信用問題。


ジャーファルside


「ふー・・・。」

ようやく仕事にきりが付きました。
海賊のおかげで仕事がかなり増えましたから・・・。

「んー・・・。」

関節部分がボキボキ言う。
時計は4時を指していた…。
こりゃ、今日は徹夜だな。
まだまだ仕事は残っている。
期限が長ければもう寝るのだが…。
早急に、との話だった。
本当は副政務官であるセリシアさんにも頼めば仕事は半分くらいに減るのだが・・・。
最近、どうも避けてしまって・・・。
信頼してても、なんか気まずくってしょうがない。

「さて・・・。すこし休憩入れますか…。」

集中もすこし途切れ始めていたぐらいだ。
寝る時間なんてないし、すこしでも進めておきたいのだ。
休憩で集中を取り戻そう。

「そうだ・・・。」

あそこに行こう。
景色がきれいな場所。
幸いこの部屋からもそう遠くない。
この時間なら、まだ誰も起きてないだろうから静かにいかなくては・・・。
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