• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第12章 信用問題。


セリシアside


服を着替えなおす。
いつも来てるような服じゃなくて、別の服。
そう・・・あの服。

「うん・・・久しぶりに着た気もするけど、まあいいか。」

ジャーファルさんがあんまり着ないでって言ったあの黒いワンピース。
大事にしまっておいたから、あの日からほとんど何にも変わってない。
洗濯は一回したけどね。

「うん、なかなかいいかも。」

ジャーファルさんがが私を避けるようになった理由なんて知るわけもないけど、じゃあ着ても文句は言わないよね。
地味な感じにお気に入りなんだもん。
可愛いし。

「さーて。結おう!」

寝てた時の帽子は既に外してたけど、髪の毛はまだ全然やってない。
髪の長さ的に、寝るとかならずぐちゃぐちゃになるわけだけど・・・。
ブラシで髪をとかす。
絡まった髪を解くのには十数分かかったけど、まあそんなものだ。
いつもは高めのツインテールだけど・・・。
今日は下してみよう。
かなり早いこの時間なら、どうせ誰にも見られないし、恥ずかしくもなんともない。
6時くらいに戻ってきてやり直せばいいよね!
という前向きな考えでこの部屋をでる・・・。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp