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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第12章 信用問題。


セリシアside


「はああああああああああーーーーーーーーーー・・・・・。」

自分の部屋のベッドにとびこんでため息をつく。
びっくりするぐらい、つまらない一日だった。
これと言って何もない日で。
さらに言うなら、シャルルカンさんに怒られた。
「セリシア、お前集中しろ。」
と言われて今日は走ることになったけど。
まあ、シャルルカンさんもあの状態の私に何か教えれる気はしないだろう。

「はああああああああああーーーーーーーーーーー・・・・。」

特大なため息は底を知らない。

「もーしらね・・・。」

なんかやだ、つまんない。
けっきょく朝ジャーファルさんに会ってから、気分が上がることは一回もなかった。
副政務官の時は仕事はやりきったけど、正直気が重い時もあった。

「はあああああああああああああーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・。」

ああ、これで3回目。
なんでこんなに気分が晴れないんだろ??
べつに、何でもないじゃない。
ただ、ジャーファルさんにすこし突き放された気がしたくらいで…。
ああ・・・。
涙が出てきちゃった。
なんで・・・。

「・・・ぁ・・・ぅ・・・」

声を押し殺してすこしだけ泣く。
なんで、泣いてるの・・・。
理由はわからず、ただ涙は出てきてしまった・・・。
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