【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第11章 シロナ、デアル、秘密。
セリシアside
「どうせ、信用されてるなら信用しないと、っておもってるんだろ??」
「う・・・。」
そのとおりだ。
やっぱ、わかるか・・・。
「ま、いいんじゃないか??この国は別にウィリランデには絡みも何もないようだし。秘密がばれて、俺らが敵国にばれて殺されたりしないように秘密にしてただけだし。もうウィリランデってわかったんだ。」
『デアル、シンドリアのことちゃんと調べたんだぞ??』
「シロナ!」
「・・・ホント??」
思ってもみなかった。
そっか、考えてくれてたんだ・・・。
「まあ、この国のジャーファルさんとかいう政務官さんは、面白いところがあるようだしな。」
『ああ、ジャーファルさん!!あの人面白すぎだろ!!!』
すっごいシロナが笑ってる・・・。
・・・あれ、デアルが冷静な方だ。
「興奮してテンション上がんないの??」
「え??ああ、俺が時々テンションでおかしくなるあれか。」
『アハハ!セリシア、知らなかった??ほら、いまはわれがこうやって光として具現化してるだろ??一般人にそれはいろいろとめんどくさいから、デアルの中に隠れてんの。けどさ、二人のテンションがあげると、我が軽く表に出るんだよね。』
「その結果、ああなるわけだ。」
そういう!!
気づかなかった・・・。