【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第11章 シロナ、デアル、秘密。
セリシアside
「で??結局、どーゆう国なわけ??」
シロナのおかげで少し忘れそうだったけど。
『ん??ああ、そうだったな。』
ウィリランデ・・・。
頭の奥底で引っかかるんだよね。
「早くしろよ。シロナが言うのが一番手っ取り早かったんだから。」
デアルもせかす。
『ウィリランデ・・・。キユノ王国創造主の・・・ええと、君らの先祖さん。名前なんつったっけ??』
「ケレス・スノーウェルだ。」
うわー、なつかし。
お父さんのおじいちゃんにあたる人なんだよね、キユノの創造主って。
『そうそう。ケレス。ケレスの冒険日記を見たことはあるか??』
冒険日記・・・??
「あ!!」
「な??どうりで聞いたような気がしたろ?」
ケレスさんは、冒険日記を書いていた。
その日記が、私たちの一家の住む宮殿にあったの。
もちろん、私もデアルも読んだわ。
面白かったもの。
そこに登場したんだよ、ウィリランデって国が・・・。