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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第11章 シロナ、デアル、秘密。


セリシアside


「ああ、やっぱり・・・。」

「え??」

ジャーファルさんは、驚くだけ。
そのうち、兵士に呼ばれてその場をいったん離れた。
その隙を見計らったように、私のもとにやってくる気がある。
ま、そんな気は少ししてたけどね。

「やっぱり。」

そして、そいつはちゃんと返事をする。

「おお。ばれた??」

「んー。だって数日前に夢にあれが来たから。忘れてたけど。それにでかでかとマークの残してるじゃない。」

そして、そいつは私の隣に来た。

「アイツ、いつもマークを残させるんだよな。・・・久しぶりだな。」

「だね。」

そして、そいつの顔を見る。

「久しぶり、デアル。」

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