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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第11章 シロナ、デアル、秘密。


セリシアside


「セリシアさん・・・。」

何だろう??
すっごく驚いた声。
ここまで顔でわかることは、ジャーファルさんってあんまり多くない。
だから珍しいんだけど・・・。

「これは・・・。あなたがやったのですか??」

・・・え??

「何を??」

別に何もやってないよね。
ってか、ちょっと休ませて…。
ここまで実は長かったりするんだから・・・。

「はー・・・。」

「これです・・・。この海。」

海?
海がどうかしたのかな…。
あれ、今なんか海が・・・。
立ち上がって海の間近まで行く。

「なにこれ…。」

「セリシアさんですか?」

「こんなの、知らない・・・。」

海が、海賊船の周りが。
凍っていた・・・。
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