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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第11章 シロナ、デアル、秘密。


セリシアside


やっぱりおかしい・・・。

「うーん・・・。歩くか…。」

ホントは歩きたくもない。
動くのがほんっといや。
だけど、さっきから海の方がおかしい。
幸い息の方は落ち着いてきたし。

「はー、足の感覚半分ねえーよー・・・。」

足の痛み的な奴は感覚を奪いかけてるよ。
歩いてるってギリギリでわかる感じ。
これは体感しないと分からないと思う。
あー、魔法使って飛べたら楽なのに。
私が使える魔法って、ボルグとボルグに雷の膜をまとわせて感電させる2つしかないんだよね。

「んー?おっかしいなあ・・・。」

海の方が光った後。
時間がたってくると、すこーしだけ冷気が来たんだ。
ホント微量の冷気。
でも、近づけば近づくほど、冷気の量が増す。
それどころかどんどん人の声がしてくる。
なんか、あきらめたみたいな感じの声。
それも複数。
八人将の声じゃないことは確か。
それで、時間はかかったけどようやく海の近くに来た。
ここまでくれば、冷気は丸わかり。

「あ。ジャーファルさーん。」

・・・この音量で聞こえたかな?
なんか、声がうまく出なかった。
それでも、気づいたみたい・・・??
なんか、すごい顔してる。
驚いてて、声も出ませーんみたいな。
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