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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第11章 シロナ、デアル、秘密。


セリシアside


「引け――――――――!!!」

海賊軍が逃げ始める。
・・・この人、そんなにすごい人だったの??
・・・え、もしかして私今すごい恥ずかしいことしてた!?

「セリシアさん!?」

「へ!?」

すぐそばに、ジャーファルさんが来ていた。

「お怪我はありませんか!?」

なんかすごいあわててるけど・・・。

「大丈夫ですよ。」

「そうですか・・・。聞きたいことは山ほどありますが、すべてはあとです。海賊軍を逃さないようにしなくては・・・。」

「でしょうね。さあ、私のことはほっておいてください。行ってください。」

今私が行っても、足手まといになるだけ。
ボルグを解けば、私はただの人間。
それも疲れ果ててる。

「・・・わかりました。」

他の八人将もみな、海へ近づく。
さて、私は少し休んでから向かおう。

・・・あれ・・・。
なんか、今海の方が光ったような・・・。
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